外勤業務部の三浦です。
10月13日の閉幕が近づき、万博の盛り上がりを感じる日々ですが、前回の大阪万博の開催期間中である1970年4月8日に発生した大事故をご存じでしょうか?
死者79人、負傷者420人を出した「天六ガス爆発事故」です。
Wikipedia情報ですが、現OsakaMetro谷町線天神橋筋六丁目駅の建設工事現場で、継手が抜け、都市ガスが噴出。
大阪ガスの事故処理班の車両のうち、パトロールカーが運悪く現場でエンストを起こし、セルモーターを回したところ火花がガスに引火。
直線距離で約200m、道路幅10mの範囲で敷設されていた約1,500枚(1枚あたり約400㎏)の覆工板が爆風で捲れ上がり、野次馬や車が吹き飛ばされました。
事故現場の道路に面した家屋や店舗の26棟が消失、爆風で44棟が大破、55棟が一部破損。
火柱とともに吹き上がった覆板板が4階建てのビルの屋上に残っていたそうで、凄まじい惨状だったことが良くわかります。
実は私はあの近辺の育ちで、被害が甚大になったのは集まった野次馬が原因だから、火災や事故等の現場を見つけても近づくな・・・と子どもの頃に良く大人達から教えられました。
国分寺公園に慰霊碑が祀られていたことも覚えています。
このような歴史に残る大事故にも関わらず、開催期間中ほとんど取り上げられていませんでしたね。
残り僅かですが、今回の万博が安全に閉幕することを願っております。