業務部の松井です。

 

現在新型コロナのオミクロン株がまん延し、日本の感染者数が10万人を超える日が出てきており、TVやその他の報道では大変な状況と騒いでおります。

欧米ではオミクロン株で、1日50万人~100万人の感染者数となったときもありましたが、2月7日現在では10万人~20万人と落ち着いてきております。

日本では2月半ばにはピークアウトするという試算が出ておりますが、その後横ばいで推移するのではといったことが言われております。

重症者数や死亡者数がオミクロン株の場合従来のよりもかなり低く、致死率は0.06%~0.1%くらいとインフルエンザよりも低いとも言われております。

また感染者も軽症か、無症状の方が大半です。

しかしながら指定感染症が第2類ということもあり、感染者あるいは濃厚接触者には非常に厳格な取り扱いがいまだに続いております。

いくつかの事業所からの人事労務における声を聞きますと、「感染者や濃厚接触者が多くなると突然休まれると仕事が回らない」、「保育園が休園となると、女性従業員が休むと言ってくる。どうすればよいか?」、「念のためPCR検査をすると陽性者が数人出た」 「海外からの留学生や従業員が来てもらえない」 等

また「政府もいい加減にしてほしい。オミクロンは普通の風邪と同じではないのか。こんな締め付けをいつまでやるんだ?」 等 怒りの声も出てきております。

かつて安倍内閣のときに、第2類からインフルエンザと同じ第5類に変えようとしたことがありましたが、出来ずに終わりました。オミクロンは更に重症化率が低いです。

しかし岸田首相は「第5類から2類に変えると、オミクロンから変異し、重症化のリスクが高まった時に大変になるから2類のままでいく」と言っておりました。

「なぜ臨機応変に対応できないのか? オミクロンでは第5類にしてインフルエンザと同じ扱いにし、変異した株が重症化するリスクが高ければ、その時に2類に戻すなりを考えればいいのでは。会社経営では当たり前にやっているよ」といったことをある中小企業の経営者が言われておりました。

私も全く同感です。

欧米では重症化のリスクが低いので経済を回すほうに舵を切りました。

日本の政府ももっと柔軟に対応してほしいものです。