淀川労務協会の玉田です。

 

今年は大きな災害が多く起こっています。
いざという時には何はともあれ命を守ることですが、非常時には特有の心理状態に陥って
しまい、結果 多くの犠牲者が出てしまうことがあるそうです。

 

◎ 起こるはずのない出来事と捉えてしまい、正常であろうとして異常事態だというスイッチが
入らない状態になり、避難行動をしない。(正常性バイアス)

 

◎過去には大事に至らなかったから、今回も大丈夫だと思いこんでしまう。(根拠のない安全神話)

 

◎混乱して優先すべきことが分からなくなり、どうして良いか分からない時は周囲の人に
合わせていれば安全と考え、正しい行動がとれなくなってしまう。(集団同調性バイアス)

 

◎周囲の人や自分より弱い人を助けなければ という思いが強くなり、我を忘れて他者を
優先するあまり、自らを危険にさらしてしまう。(愛他行動)

 

災害等に遭遇したとき、人間にはこのような心のはたらきが存在するということを意識
して、日頃からどう行動をするのか考えておくことが大切なようです。