業務部の三浦です。

 
GE社で開発された問題解決の技術でファンクショナルアプローチというものがあります。

 
簡単にいうと問題を直接解決しようとする今までの方法とは異なり、一度ファンクション(機能、効能、意図)に置き換えてから解決を図る手法です。

 
日本では情熱大陸にも出演されていた横田尚哉氏が第一人者として有名で、例えば行政から依頼を受け渋滞が解消されない地区でトンネルや標識等の「機能」に着目し、ゼロベースでその機能に無駄がないか等を再考し問題解決を図るという仕事をされています。

 
先日、横田氏の本を読んだのですが会社の就業規則の機能を「業務を効率化するためのもの」と定義されていました。

 
就業規則といえば、ルールブック的に「職場の秩序を守るためのもの」とどうしても考えがちですが、よくよく考えるとルールブックよりも「業務効率化のためのもの」と考えた方がその可能性と顧客への実益は格段に広がるように思います。
可能性と実益が広がるということは、つまりは一層の専門性が必要だということであり、我々の仕事の付加価値も向上するでしょう。

 
「最初に仕事をどのように定義するか?」で、その後の仕事の成果は大きく変わります。
常にゼロベースで考え、ゼロベースに立ち戻ることを恐れないようにしていきたいと思います。