業務部の大空です。

春分の日を過ぎると、暦の上でも本格的に春が来た、という気がします。

日本の祝日を定めている「国民の祝日に関する法律」によれば、祝日のうち、「春分の日」及び「秋分の日」は、法律で具体的に月日が明記されずに、それぞれ天文学上の「春分日」、「秋分日」と定められているそうです。

春分の日は、昼夜の長さがほぼ等しくなると言われます。また、この祝日は「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通りお彼岸の中日でもあり、厳しい冬を乗り越えてやっと気候が穏やかになったという喜びが感じられるようです。

ちなみに、「国民の祝日に関する法律」の第2条では、春分の日を「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」日として定めていますが、なかなか素敵な定義ではないでしょうか。

花粉やPM2.5など、不安に思うばかりでせっかくの良い季節を楽しめないのは残念なことです。こういう時代だからこそ、春分の日の趣旨通り、少し立ち止まって自然を眺め、穏やかな気持ちを持つことが大切に思われます。