業務部の松井です。
4月よりいくつかの分野で法改正が施行されます。
その中で一番我々の生活に関係してくるのが消費税です。
平成9年4月以来17年ぶりに引き上げられます。
今回5%から8%になり、更に来年10月には10%になる予定ですが、経済状況を見ながらの判断となりそうです。
今年度で5兆円、来年度で8兆円の増税が見込まれているそうです。
今回の増税では、街中インタビューでも「増税は仕方がないのでは」という意見が多いそうです。
1000兆円を超える財政赤字や、これからの社会保障の充実の必要性を考えると増税やむなし、となるのかもしれませんが、まずは支出を減らすことを考えることが当たり前のことです。
今年度の予算は、昨年度よりも3.5%増加の95兆8823億円で過去最大となります。
しかしながら税収は見込みで約50兆円、あとは国債等で賄います。
普通の会社や家計では考えられない財務状況を10年以上年続けているわけです。
消費税をいくら増税しても1000兆円もの借金が支払えるのか?といった問題はともかく、増税した分を社会保障等に、有効に使っていただきたいものです。
その他労務に関しての法改正は、いくつかあります。
主なものは、「育児休業給付金の増加」、「産前産後休暇期間中の保険料免除」、「介護保険料率の引き上げ(3月より)」、「一般拠出金引下げ」、また年金については「未支給年金の請求権者の範囲の拡大」、「付加保険料の納付期間の延長」等々10項目以上こまごまと変更があります。
さて4月から年度が変わり、気分も新たに頑張っていきたいと思います。