業務部の下村です。

 お客様より管理職や社員の皆様向けに研修をご依頼頂きやらせて頂くことがよくあるのですが、その都度、「漢字って、意味がある。」と感じています。

 まずは「幸」。
「辛」いに「一」本付け加われば、「幸」せになる。
 仕事は基本大変で「辛」いものだと思います。ただ、そこに「一」本付け加われば「幸」せになる。その「一」本は、“自信”であり、“やりがい”であるわけで、それを見つければ、自然に自ら仕事で幸せになれる。一日の大半の時間を職場で仕事をして過ごすわけですから、その時間が辛いままだと人生の大半が辛くなります。仕事で幸せになる、感じると人生が充実します。また上司もその「一」本を気づかせる手助けをしていく必要があります。

 次に「働」。
 「人」が「動」くと書きます。“人が動いて、ハタをラクにする。”これが働くの意味。
 お客様(「ハタ」)に喜んで(「ラク」)頂ける様、自分自身(「人」)から動く。
 これは部下が上司に、上司が部下に対してスムーズに仕事ができるように動くことにも言えることです。
 また「働」は、人が重なって力となる。という意味でもあります。
 互いに尊重し、認め合い協力し合う事で、チームとしての力が発揮されると言えるのです。

 最後に「組織」。名詞です。
 「組」み合わさって、「織」り重なって、組織となる。つまり先ほどと同様、相互に尊重し、認め合い協力し合う事でチームというのが成立するということです。チームになってこそ大きな力を発揮し、大きな成果が生み出せるのです。
 一人の力は限られます。

 いかがでしょう?
 他にもいろいろありますが、このように考えると漢字って深いなと思いますし、昔の人が、いろいろ考えて作ったわけでしょうから、説得力があります。

 皆様も、何か漢字の意味深さをご存知でしたら、こっそり教えてください。