総務部の片岡です。

人間が情報を得るとき、8割以上が視覚からといわれますが、その視覚を完全に封じ、目以外を使ってものを見ることを体感する「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(暗闇の中の対話)」というイベントがあります。

完全に光を遮断した空間の中を、視覚障がい者の方のアテンドのもと、数人のグループで色々なシーンを体験する、というワークショップ形式のプログラム。同じ時間と空間を共有する参加者の中には初対面の人も含まれます。

視覚を奪われるという特殊な状況では、緊張感と解放感が共存するような、孤独かと思えば人のあたたかさをとても近くに感じるような、何とも不思議な感覚に陥ります。

暗闇体験をとおして改めて感じた人とのつながりやコミュニケーションの大切さ、価値観や考え方の多様性に気づき人をいたわる気持ちを持つこと、自戒も込めて忘れずにいたいと思います。