業務部の梶です。

  レーザーポインターは、強い光によって目に視力障害を与える場合があると知られています。
故意に、コンサートの出演者に向けて照射されたり、スポーツの試合中に選手に向けて照射されたり、
航空機、新幹線の操縦席に向けて、等の悪質な事件は世界中でたびたび起こっています。

 日本の法律では、レーザー光線の光強度(最大出力)によって規制されており、直視によって損傷を
与えるようなクラス3A~は規制がかかるそうです。
なお日本では違法品販売に関する検挙や経済産業省による指導も継続されているそうですが、
「エアガン」程規制が厳しくないのが現状のようです。

【誤ってレーザー光線が目に入ったら】

 通常は「まぶしさ」のため目の嫌悪反応が働き、瞬時にまばたきが起こり、眼球は上転し光線を
回避する仕組みになっているようです。
そのためほとんどは「めくらまし」の状態になるにすぎません。ただ意図的に光線を凝視すれば、
光量が規格以下のものでも網膜に障害を残すことになります
光線が目に入ったあと万がー視力障害などの異常が続くような場合は、速やかに眼科を受診した
ほうがよいかと思います。

 ごく身近なものでいえば、光学式マウスにもレーザーが使用されていますが比較的低い光線では
あるようです。
メーカーによると、このマウス底面からの赤い光について【直接目に向けると、目に悪い影響を
与えることがありますので避けてください。】とのことで、
安全とされるクラスのレーザーであっても凝視し続けるのは避けた方がよさそうです。