業務部の下村です。

 8月、オリンピックも終わり、年末に向けてラストスパート!(少し気が早いでしょうか)と感じてしまう今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 オリンピックの最中に衝撃的なニュースが飛び込んできました。
 某国民的グループの解散。

 最近、個性があまり見えない、似通ったメンバーでのグループが多く、ビジュアルは確かに良いんですが、それ以上の人間的魅力、グループとしての魅力を感じることが少なくなっている中で、私としては、年を取る程、グループとしての魅力を感じていたグループでした。

 お互いが、強く、異なる、魅力的な個性を持ちながら、一つのグループとしてまとまり、相乗効果により一人一人では出せないグループとしての魅力、ブランドを作り、維持し、成熟させてきた、唯一のグループ。

似たような人が集まるグループは、居心地がいいが、魅力的なチームではない。
異なる個性を持つ人が集まるグループは、互いが尊重し尊敬しあえ協力できたら、非常に魅力的で充実したチームになる。

 これは、個々が自律し、自己を十分理解し、他者の価値観・考えを尊重し、相互に信頼・尊敬して、自分の役割を認識しながら共有している目標に協力して進めている状態であるということ。
 それも、強い個性同士がその状態になり、また維持し続けるということ。
 どれだけ難しいことか。
 しかし、それは理想のチームの姿。

 私にとっても憧れのチーム像でした。
 管理職研修でもよく取り上げていたぐらい、理想のチーム。

 「他者を尊重し、認め、自分の役割を理解し、協力し合う」
 なかなか難しいこと。特に個性の強いグループでは、なおさら。
 しかし魅力的なチームには絶対に必要な要素。
 乗り越えてほしかったと残念でなりません。

~同じ性格の人たちが一致団結しても、その力は和の形でしか増やせない。
異なる性格の人たちが団結すれば、積の形で大きくなる。~ 西堀栄三郎
~「人」が「重」なって「力」を発揮する、それが「働」く~
~力が、「組」み合わさって、「織」り合わさって、「組織」となる~
~組織成立の3要素 共通の目的、協働意欲、コミュニケーション ~バーナード~
~チーム作りに必要な要素
 ①理想、ビジョンの明確化  ②価値観の共有
 ③情報が共有され、自分の役割と全体との関連づけができている
 ④忌憚なく、話ができる、話しやすい環境、関係
 ⑤責任、役割、目標があり、やり遂げる意志