業務部の三浦です。

経営者や人事担当者が対立する相手方(労働者や労働組合等)と文書やメールで交渉を行う際に作成指導をさせて頂くことが良くあります。

先日、あるお客様からメールでこのようなお言葉を頂戴致しました。

「三浦さんの文章を読んでいると気分が楽になります。(中略)自分にも問題があるのではないか、相手に迷惑をかけているのではないか、本当にこれでよいのかという迷いもあります。ただ、三浦さんの文章は分かりやすく筋が通っていて負い目を感じる必要はないのかなと思えます。本当にありがとうございます。」

ときどき頂戴するこのようなお言葉は本当に嬉しく思います。

労使問題は相手がいることですから、思い通りの結果に至らないこともあります。
しかし、許される範囲で出来る限り多くの労務の現場に深く入り込んで、当事者意識を持って主体的に関わり、その経験をもとにご助言させて頂くことで成功確率を上げていくことは間違いなく可能です。

人事労務は質の良い多種多様な場数をいくら踏んでいるか、どれだけ深く関与したかという経験がモノを言う商売です。
法律や知識を伝えたところでそれが問題解決の材料としての実質的価値が低ければあまり意味はありません。

自らの経験をもって臨場感のある言葉で意見し、労務における経営者の意思決定の効果的な一助となることが重要です。

基本的には決して誘導することなく、とはいえ他人事にしてはならず、絶妙な立ち位置で経営者と関わるように心がけています。

 上手く着地出来たか出来なかったは別として、最終的に経営者が下した意思決定のプロセスに貢献したことを褒められる。意思決定のプロセスに欠かせないものとして私の意見が重視される。これほど有り難いことはありません。

 このようなお褒めの御言葉をたくさん頂けるようより一層、質の良い経験を重ね深めていきたいと思います。