淀川労務協会の原口です。

今週末挙式予定の友人から、ウェルカムボード作成を頼まれました。

彼女からの指定はとにかく面白く、
好きなキャラクターで旦那様にもよく似ているという
トトロをモチーフにしてほしいということでした。

そんなわけで、一時期我が家では
「となりのトトロ」を何度も再生しておりました。

言わずもがな、「となりのトトロ」はスタジオジブリ制作の、国民的名作です。

私も子どものころに見たことがありますが、当時は
さつきちゃんかわいいな、とか
かわいいお話だな、とか
そんな印象しか持っていませんでした。

しかし、今、この作品を見てみて、その印象は一変しました。

まず、子の発言に対する父の返しが秀逸でした。
妻が入院中なのに、働きながらの子育ては大変だろうに
その余裕あふれる姿は凄いと思いました。
また、子の姿と重なるのか、メイちゃんの一挙一動が可愛くて可愛くて。
ことあるごとに、ほんわかしたり、笑ったり。
資料として見ていたはずが、
気が付けばテレビに正対して見入っていました。

全編を通し、制作者の子どもに対する視線の優しさを感じました。
そして、子どもたちに対する大人たちの姿などを見て、
何故か、自分が子どもにどう接しているだろうか、と
振り返ってみたりしました。

親となった今、改めてこの作品を見て
やっとこの作品の面白さが分かったような気がしました。
子どもも楽しめる作品ですが、大人にもじわりと沁みる作品なのですね。

芸術の秋と申します。
皆様、昔味わった作品をもう一度鑑賞なさってみるのも良いのではないでしょうか。
お子様がいらっしゃる方、「となりのトトロ」はお勧めですよ。

…余談ですが、ウェルカムボードは先日無事お引渡しを終えました。
彼女が大笑いしてくれたので、ほっとしました。
末永く、お幸せにね。