淀川労務協会の川嶋です。
ストレスの多かったハードな一日や嫌な体験をした日、精神的にぐったりした日は、
リフレッシュするつもりですぐに布団にもぐる方も多いはず。
でも実はこの行動、どうやら逆効果になってしまうことが、マサチューセッツ大学の研究
で明らかになってきたそうです。
参っている時にすぐ眠りにつくと、痛ましい記憶や体験がそのまま保持され、フラッシュ
バッグするというのです。
神経科学者いわく、私たちの先祖は生命に関わるような体験やストレスフルな事象の記憶
を鮮明に保つことにより、将来起こりうる可能性を避けることができるのだとか。
そうやってずっと生き延びてきたため、このメカニズムは“理にかなったもの”
であるとのこと。
ちなみに私たちは、睡眠を取ることで記憶の保持と共に感情までも維持するのだとか。
実際、私たちがトラウマになる体験をした後は不眠になるようで、これは健康的な
生物学的反応であるとのこと。
精神的にハードな一日を過ごした日は、出来る限りそのまま布団に滑り込むのではなく、
お風呂にゆっくり浸かったり、読書や静かな音楽を楽しんだり、ストレッチなどをして
身体も心もほぐしてから眠りにつくのが良いそうです。