淀川労務協会 の櫨山です。

先日、兵庫県の赤穂方面へ出かける機会があり、帰りに大石神社へ寄ってみました。

大石神社は、その名のとおり大石内蔵助ら赤穂四十七士を祀った神社なのですが、その境内の一角に「さざれ石」が祀ってありました。

君が代で歌われ、その名を知られている「さざれ石」。

実物を見たのは初めてでした。

一見、ただの岩か、ゴツゴツした大きい石の塊にしか見えないのですが、実は小さな石の欠片の集まりなんだそうです。

石灰岩が雨水で溶け、炭酸カルシウムなどによって、だんだんと小石がコンクリート状に固まって1つの大きな石の塊になったものらしいです。

漢字で書くと「細石」。

 
「君が代は 千代に八千代に 細石の 巌となりて 苔のむすまで」

とは、小さな石が固まって大きな岩となり、それに苔が生えるまで、君が代が長く続きますように

という意味だったんですね。

恥ずかしながら、この年まできちんと意味も理解せず、ぼんやりと歌ったり聞いたりしていました・・・

折しももうすぐロンドンオリンピック。表彰式で君が代が流れるのを聞く機会もありそうです。

赤穂で見た細石を思い出しながら、今までより少し心して耳を傾けてみたいと思います。