業務部の松井です。
我々の仕事は、人事労務を通じて、様々な業種の中小企業から大企業までの経営者に会う機会が非常に多いです。
私自身も過去の名刺の数を数えただけでも、経営者やその関係者の方と数百人お会いしております。
経営者の方といろいろお話していく中で、「会社経営をしていくうえで何が一番大切ですか?」というのを私はよく聞きます。
回答で多いのは「人」、「社員」、「人脈」等ですが、中には「困難なことやトラブルに遭遇した時に、逃げずに立ち向かっていくこと」と言われる方もたくさん居られます。
またもう亡くなられたある有名な武道家が、『嫌なことから逃げると、それが倍になって追っかけてくる。嫌なことからは逃げずに、そこにすぐに飛び込んでいくこと』とよく言われておりました。
経営者の方のお話をビジネス的に解釈すると、「仕事にはトラブルや困難なことがつきものであるが、そのトラブルに対してどう立ち向かっていくかで真価が問われる。真正面から取り組み、関係者を納得させるような根本的な解決をすることが必要である。そしてそのプロセスを通じて相手先や関係者から信頼を勝ち取ることができる。」というものです。
「禍転じて福となす」といいますが、まさしく禍から逃げない方が、福を呼び込むことができるということかもしれません。