業務部の松井です。
先日ある本を読んでおりますと、ジャパン・アズ・ナンバーワンと呼ばれていた1970年代後半から日本が1980年代半ばまでの間には、日本の鉄鋼、自動車、電化製品等は売れに売れまくり、また1985年のプラザ合意のあとの円高以降は、内需拡大とともにバブル景気に突き進みました。
この時に日本のメーカーは、まず価格を設定し、それから逆算して原材料費等の固定費や変動費を算出して、製品を作りました。
欧米のメーカーは実際に製品にかかったコストを算出し、そこに利益を上乗せして価格を設定してました。
当然日本のメーカーは欧米の製品より安い価格で、なおかつ品質もいい製品を作り、売れまくったわけです。
お客様の立場に立ち、この製品はこの価格でなら十分買ってくれるだろうという、ものの見方を変えてみて、お客様目線で製造していったことが良かったと言われております。
単純な発想ですが、今はどうでしょうか?
最近の家電を例にとりますと、日本製より韓国製のほうが売れております。
これからさらに何か一工夫して、逆転の発想からアイデアを出して挽回して、ジャパン・アズ・ナンバーワンを再び取り戻していきたいところです。