淀川労務協会の木村(朋)です。
みなさん、突然ですが、京阪神都市圏の中枢といえる大阪駅・梅田地区は1日にいったいどれぐらいの人々が行き交うかご存知ですか?
答えは『約250万人/日』です。
鳥取県境港市の水木しげるロードを訪れる年間の観光客数が約250万人なので、その人数がたった1日で行き交っていると想像すると分かりやすいですね。(たぶん分かりにくいですね。)
ちなみに、まじめな比較では、カナダ最大の都市トロントの人口が約250万人ですので、その人数があの狭い地区を往来するのかと思うとあらためてびっくりしてしまいます。
前置きが長くなりましたが、現在再開発中の大阪駅北側24ヘクタールの最後の一等地『うめきた』に、”ナレッジキャピタル”が来春誕生します。
先日、とある産学連携推進を目的とする会合に参加した際、うめきた・ナレッジキャピタルの企画の中心におられる方々のお話を聞く機会がありました。
ナレッジキャピタルは、『「感性」と「技術」が融合し、新たな価値を生み出す複合施設』というコンセプトのもと、従来の展示場のように「あつまる」「みせる」ということにとどまらず「つくる」「まじわる」という機能を付け加えたハード・ソフトになるようです。
すでに関西には、けいはんな地区(㈱国際電気通信基礎技術研究所(ATR)など)、神戸地区((独)理化学研究所など)、池田市の(独)産業技術総合研究所などがあり、ナレッジキャピタルはこれら「リサーチ・ネットワーク」の中心としての役割が期待されます。(ちなみに、これらの関西の主要拠点を線で結ぶと、ちょうどシンガポールと同じぐらいの大きさだということです。)
これからの未来は大阪・関西発のイノベーションによってリードしていきたいものですし、私ども淀川労務協会も「あつまる」「つくる」「みせる」「まじわる」の一員として大阪・関西を盛り上げるために何ができるか考えていきたいと思います。