業務部の松井です。
数年前、ある飲食店を経営している会社で、有名な老舗の店の料理長をされた方を、非常勤として週1回程度、料理全般の指導という形で来てもらうことになりました。
その元料理長はかなり厳しい方で、長箸の使い方から、盛り付け、ダシの取り方、調理等基本的なことに関して、従業員の動作や振る舞いをこと細かくチェックし、注意指導したそうです。
そこで従業員から猛反発を浴びたのですが、料理は今までよりもおいしく、しかも見た目もよくなり、3ヶ月くらいするとお客さんが増えてきて、売り上げも徐々に増えてきました。
そうなると従業員の方はやる気が出て今までとは変わって、その元料理長の指導を熱心に、素直に聞くようになりました。
このような職人の世界では特に、すばらしい師匠に出会えることが非常に大切であるということです。
そこで先日の国民栄誉賞の授与式を見て、長嶋名誉監督と、松井の師弟関係の深さを改めて感じました。
松井がここまで活躍できたのも、巨人の長嶋さんに出会えたからであり、いい師匠と巡り合えるということは、人生にとってすごく重要なことだと改めて思いました。
私達もいろいろな方と出会い、自分より秀でた部分は謙虚に教わり、師匠と呼べるような方と何人も知り合いになっておきたいものです。