業務部の村崎です。
6月になって年金額改定通知や年金額振込通知書が届くと、受給者の方から年金額についての質問がきます。そのほとんどは年金額が減額された理由についての問い合わせです。年金はずっと減らされているというイメージができあがってしまっているようで、毎年聞いてこられる方もいます。特に今年は、4月からの年金支給額が、全国消費者物価指数と過去3年間の賃金変動率から0.3%プラスになり、特例水準解消のため1.0%マイナスされるため、余計分かりづらくなっています。合わせてマイナス0.7%ですから、結局減らされている訳ですが、法改正のことなど説明しても理解されません。年金制度の本を読めば理解はできますが、それで年金額が増えるわけでもないので、結局納得されないまま、仕方ないかという結論になってしまいます。来年も特例水準の解消のため減額なるのは確実ですから、また、同じようなやり取りをすることになるのかと思うとちょつと憂鬱です。