業務部の木村(朋)です。
休憩時間に職場内で社員同士が活発に交流すると会社業績にも良い影響を与えると思いますか?
いろいろな意見があると思いますが、ある会社で社員同士のコミュニケーションやつながりの強さをデータで可視化する取り組みをされています。
赤外線センサーと加速度センサーを内蔵したICカードを社員が首に掛け、ICカード同士が認識し合うことで「誰が誰といつどこでどれぐらい対面していたか」がデータ化できるという仕組みです。
これにより休憩時間の活発度を客観的かつ定量的に把握することができました。
そのデータを分析したところ、個人スキルよりも休憩時間の活発度の方が受注率と強い相関があることが分かったそうです。なんと、ある職種では生産性が1.5倍に上がりました。
さらにこの企業では、孤立しがちな社員をデータから把握し、職場内の各管理者をハブ役に任命し、孤立しがちな社員と積極的にコミュニケーションを取るように促すなどの対応に活かしています。
感覚的になんとなく理解していたものを可視化することで、施策自体も自信をもって推進できるようになるため、非常によい例だと思いました。
みなさんの会社でも何らかの形で活用されてはいかがでしょうか。