業務部の下村です。

 7月になり、大手や中堅企業ではマイナンバーの対応方針を取り決め、実際の対応準備が本格化してきました。中小企業では、対応方針をこれから決めて行かれるところが多いように思われます。

 マイナンバーの影で目立っていませんが、もう一つ大事な制度が、それもマイナンバーより早く始まります。
 その名も「ストレスチェック制度」。

 今年12月より、労働安全衛生法改正により、労働者50人以上の事業場において「ストレスチェック及び面接指導の実施」が義務化されることになりました。また努力義務ですが、ストレスチェックの結果を用い集団分析を実施し、組織環境の改善につなげていく取組みもスタートします。

 事業所の皆様の中には、「ストレスチェック」をすればいいだけでしょ?というご認識をお持ちの方も多いかと存じます。
 
 ただ、ストレスチェックや面接指導制度においては、制度を実施する上での注意すべきルールや情報管理等押さえておかなければならない点が多数あり、また会社の対応方針を取りまとめ、規程化し、社員へ周知する必要があります。
 
 また、ストレスチェックをただするだけでは法的要件を満たしただけにすぎず、せっかく行うのであれば、組織環境の改善を効果的に行うことも考えていくことが望まれます。

 そして、労務管理の対応です。就業規則の変更はもちろん、今回の制度施行に伴い今一度休職規程等をチェックし、貴社の現状に合っているのかを確認する。そして、最も検討が必要なのが、就業上の措置への対応、不利益取扱い禁止への対応についてです。
 今後、契約社員やパートタイマーの方も上記への対応が迫られるシ-ンが増えると予想されます。
 マイナンバーだけではなく、ストレスチェック制度への対応もそろそろ検討を本格化していく時期かと存じます。

 そこで、お知らせですが、今般、社会保険労務士法人淀川労務協会と、EAPとして幅広く業務を展開されているティーペック(株)、またカウンセラーとしてセミナー講師として全国を飛び回られて活躍されているビジネス心理コンサルティング(株)の林恭弘先生と3社共同で「半日でおさえる《ストレスチェック》制度」~制度概要&運用と義務化に伴う労務対応・必要不可欠な教育とは~というテーマでセミナーを行うことになりました。
 今般、各専門分野の3者が連携し、ストレスチェック制度対応を3分野の視点から押さえることができる内容として構成しておりますので、ぜひ対応の検討・準備にお役立て頂けたらと存じます。

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<7月の開催分はすでに定員に達しましたので、8月開催を追加決定いたしました>

「半日でおさえる《ストレスチェック》制度」
~制度概要&運用と義務化に伴う労務対応・必要不可欠な教育とは~

 日時:平成27年8月28日(金) 定員60名(申込み先着順)
    13:20~16:20(途中15分休憩)
 費用:無料(1社1名までのお申込みでお願いいたします)
 主催:社会保険労務士法人淀川労務協会 
    ティーペック株式会社
    ビジネス心理コンサルティング株式会社
 会場:追手門学院大阪城スクエア(6階大手前ホールC)地下鉄/京橋:天満橋駅徒歩5分
 お申込み期限:8月21日(金)迄 *先着順
 お申込みお問い合わせは、淀川労務協会まで tel:06-6838-1711
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