厚生労働省は、企業における不妊治療と仕事との両立を支援する取り組みを推進しています。
このたび、取り組みを広く周知するツール「不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル」と「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」(いずれも令和元年度作成)の改訂と、不妊治療を行う労働者の方と主治医と企業とをつなぐ「不妊治療連絡カード」(平成29年度作成)の様式見直しを行いました。
不妊治療の検査や治療を受けたことがある夫婦は5.5組に1組と増加傾向にあり、今年の4月1日から不妊治療に保険適用がされるため、今後ますます不妊治療と仕事との両立を希望する労働者が増加することが見込まれます。
詳細は下記資料URLをご参照ください。
■不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル
企業向けの制度導入マニュアルです。企業事例を9社から20社に充実し、具体的で実践的な内容に改訂しました。主な内容は以下のとおりです。
・不妊治療の現状・企業が不妊治療と仕事との両立に取り組む意義
・両立支援制度導入の手順やポイント・制度導入企業の具体的な事例
・制度利用者の声・制度導入や運用のポイント
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30k.pdf
■不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック
労働者向けに、不妊治療の内容や職場での配慮のポイントを紹介しています。 周囲に不妊治療を受けている労働者がいる場合に、上司や同僚等の方たちが不妊治療と仕事との両立への理解を深める内容としています。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30l.pdf
■不妊治療連絡カード
治療を受ける労働者が、職場において必要な配慮事項等を、企業の人事労務担当者に伝えるためのカードです。任意の様式ですが、主治医等が記載・発行する証明書となります。不妊治療を受ける労働者の方と企業との円滑なコミュニケーションを図るツールとして活用できるよう、記載例や不妊治療自体に関する説明等を充実しました。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30b.pdf
(出所)厚生労働省HP